関西圏の自治体様向け研修「BODIKセミナー in 大阪」を開催しました
BODIK ODCS(ボディック・オープンデータカタログサイト)は、九州の自治体をはじめ、現在では全国の320自治体(15府県・305市町村)にご利用いただいているオープンデータ基盤サービスです。ここ最近では関西の自治体様のご利用も増えており、BODIKの活動をより深く知っていただくため、関西初となる自治体様向け無料セミナー「BODIKセミナー in 大阪」を2025年3月7日(金)に開催いたしました。
本セミナーでは、BODIKを運営する(公財)九州先端科学技術研究所(略称:ISIT)のメンバーが講師となり、オープンデータをはじめ、データの可視化や生成AIの活用など、自治体様の業務に役立つ知識を共有いたしました。
AIカメラを活用した見守りサービスや画像処理研究に携わっているBODIKメンバーの髙野からは、福岡市と共同で取り組んでいる実証実験についてお話ししました。駐輪場の混雑状況をリアルタイムで可視化した事例や、天神・博多地区に設置しているカメラから取得した人流データから混雑パターンを読み解くことで、人流を予測し今後の都市計画に活用する事例などをご紹介。普段はなかなか知ることのできない福岡のデータ活用先進事例の話にみなさん興味津々の様子でした!


Code for Kumamotoの立ち上げをはじめ、シビックテックでデータ利活用の現場を推進している上田の講義では、福岡市の屋台オープンデータを利用し参加者自らアプリを作成するワークショップも実施!ご自身のスマートフォンでアプリを動かすことで、福岡の屋台文化を身近に感じていただけるひとコマとなりました^^


また、「生涯現役プログラマー」(!)を目指している平野からは、自身が開発に携わっているBODIK UtilityとBODIK APIについてご案内。無償で使用でき、自治体のみなさまのオープンデータ業務を支援するお役立ちツールについてご紹介しました。
BODIK Utility(オープンデータ関連ツール)
自治体がオープンデータを公開する際に役立つツール類を提供しています。フォーマットのチェックを行うバリデータや、位置情報(緯度・経度)を付与するジオコーダーをご利用いただけます。
午後からは、「ChatGPTの自治体業務への活用」と題したワークショップを実施。講師の野中はこれまで生成AI活用関連のセミナーを数多く実施しています。今回の講義では施策案の立案から実施計画の作成など自治体特有の業務について、生成AIを活用することでどのように効率できるのか、手を動かしながら学んでいただきました。


最後の2コマは、外部講師としてTIS株式会社様から坂本様と多田様のお二人にご登壇いただきました。
坂本様からは、オープンデータカタログサイトBODIK ODCSにおいて、データ利用者からの反響を受け付けるフィードバック機能についてご紹介いただきました。
また、元加古川市職員という経歴をお持ちでもある多田様からは、デジタル庁が推進している地域幸福度(Well-Being)指標を補完し、市民の声を反映するために開発された「地域幸福度可視化アプリ」についてお話いただきました。
全7コマと長時間のセミナーとなりましたが、期末で業務もお忙しい中、足をお運びいただいたみなさん、どうもありがとうございました!普段はなかなか直接お話しできない関西圏の自治体様と意見交換ができ、BODIKメンバー一同大変励みになりました!
今回のセミナーの関連資料はBODIKコミュニティ内で公開しておりますので、コミュニティ未参加の方はぜひご参加ください。
BODIKコミュニティ
BODIKコミュニティとは BODIKは「誰でも簡単にオープンデータの利活用ができる社会を実現する」をミッションとし、データカタログサイト BODIK ODCSをはじめとし、自治体がオープンデータを公開するための支援をお […]
BODIKでは、BODIK ODCSへのデータ公開をはじめ自治体職員様向けの研修メニューを数多く提供しています。研修内容に関してはご相談に応じますので、実施ご希望の自治体様はぜひ一度お問い合わせください。
研修・セミナー
BODIKの研修講座・セミナーです。公益財団法人 九州先端科学技術研究所(ISIT) オープンイノベーション・ラボでは、皆様の人材育成をご支援しております。 研修メニュー 地方自治体様向けのオープンデータ研修をはじめ、デ […]
にしより