イベント報告「地域を楽しむイベントをデータから考えよう!」熊本県と熊本学園大学の地域イベント創出のワークショップを支援
2024年1月20日イベント
オープンデータを使って地域を楽しむイベントをみんなで考えよう!
ISIT/BODIKのメンバーも参画しているCode for Kyushuで、このイベントをサポートしました。参加者は大学生や行政職員、一般企業など40名弱のイベントでした。
後半のアイデアソンでは、300件近いアイデアネタの中から、33件の個人アイデアまとめ、更にその中から6件のブラッシュアップアイデアをみんなで創出しました。
データを使って地域イベントを考えるアイデアソンって難しくなりそうでしたが、参加された方々には、データってとても楽しいものなんですね、といった感覚をもっていただけていたならば大変嬉しいです。
(1)講演:「オープンデータが地域を変える」
デジタル庁オープンデータ伝道師 牛島清豪氏/Code for Kyushu
参加者にはオープンデータをよく知らない方も多かったのですが、牛島さんの講演はとても分かりやすく、オープンデータの意味をはじめライセンスに関する話、データ利活用の事例では行政とシビックテック(Code for)との事例、国の政策でのDX推進とオープンデータの関係など、オープンデータの全景をまずはお話いただきました。
さらに続いて、オープンデータをどう活用するのかという話題においては、食材と料理の関係に例えてお話されたり、地図や消火栓マップの事例、電柱やマンホールの事例、デジタルアーカイブのオープンデータ化で何が起こったか、など参加者にとっても身近な話題でもあり、どんどん引き込まれていきました。
そしてそういったデータが地域を変えていくんだよ、といったワクワクな未来につながるお話をいただきました。
牛島さんのご講演資料もご覧いただけます。
(2)アイデアソン
公益財団法人 九州先端科学技術研究所(ISIT)上田健次/Code for Kyushu、アドバイザー:デジタル庁オープンデータ伝道師 牛島清豪氏/Code for Kyushu
地域を楽しむイベントをデータから考えよう!というテーマで、会場全員でアイデアソンを実施しました。ただ「データから地域イベントを考えよう」では、頭を抱えそうで辛いかも知れないと思いましたので、まずは自分が好きなこと(趣味や地域ボランティアなど興味のあるもの)を3つ出してもらい、次にカード形式になったデータの種別カードを3枚引いて、それぞれのかけ合わせで思いつく楽しい地域イベントをひねり出してもらいました(アイデアの素ひとり9件x33名=約300件)。
次に、個人9件アイデア素の中で、良さそうなものを選んでいただき、ペアストーミングを数回繰り返してアイデアを広げ、個人それぞれで1件のアイデアを作ってただきました。
会場の全員で、ほかの方のアイデアで良いものに☆マークをつけてまわり、選ばれた6作品で改めてチーム作りを行い、ブラッシュアップを行っていきました。この時点で、更にこのアイデアで必要なデータ(プロモーションや効果測定、さらにどんなデータがあったら更に何ができるか等)をチームごとにサブファシリテータに入っていただいた有識者も含めて、データについて話をしてもらうことも行いました。オープンデータ伝道師の牛島さんは各テーブルでそれぞれのアイデアに関連するデータのお話を直接アドバイスいただくなどで、さらに深まっていきました。
そして6件のアイデアをそれぞれチームから発表をいただきました。
- アイデアソンの資料などもご覧いただけます。
- 牛島さんのご講演資料
- アイデアソンの進行資料
- 33件の全アイデアシート
グラフィックレコーディング(グラレコ)
会場でのグラレコを初めてみる学生さんや職員さんたちからも、めっちゃいいですね!、と大好評でした。徳永さんはグラレコを書いていただいただけでなく、アイデアソンにも参加していただき、また更に!まさか6件のブラッシュアップアイデアにも選ばれて、大活躍&大忙し! 本当にありがとうございました。
名誉教授の境先生より
(総評は牛島さんからいただきましたがその前に)Code for Kumamoto代表の境先生より「なかなか良いアイデアがたくさん出たので、来年度これを実行していきましょう、実行したい学生さんはその際にはぜひ手をあげてくださいね」とアピールがありました。アイデアソンも1回のイベントで終わらず、こうやって続いていくのがありがたいですね。
記念の集合写真
うえだ