Architecture

技術アーキテクチャ

BODIK R&Dの技術アーキテクチャは、公共データを単に公開・蓄積するためではなく、AIによる理解、自治体横断での再利用、リアルタイムな接続、そして公共分野における継続運用を同時に成立させるために設計された、軽量かつ拡張可能な基盤構成です。

BODIK R&Dの6層アーキテクチャ全体図
各プロジェクトがどの層を担うのかを俯瞰できる全体図。
Design Principles

設計思想

複雑さを増やすためではなく、接続可能性を高めるための設計。

理解しやすさ
導入・保守・改善の全工程で見通せる構成
実装しやすさ
公共現場の制度・人材・予算制約に適合
拡張しやすさ
部分から始め、段階的に広げられる層分離
接続可能性
NGSI I/Fで既存FIWARE系資産との相互運用を確保
Layer Structure

アーキテクチャ全体像

公開、収集、意味拡張、横断利用、動的接続を多層で支える6層構造。

L6
Platform & Governance
認証・権限管理・API利用管理・UI統合
Data Platform
L5
Access & API
NGSI I/F・横断API (VAPI)・リアルタイムAPI (RAPI)
VAPIRAPINGSI I/F
L4
Modeling & Transformation
仮想データモデル・型変換・書式統一・クレンジング
Virtual Model
L3
Metadata & Enrichment
AI補助メタデータ拡張・意味付与・多層記述
拡張Meta Server
L2
Collection / Ingestion
探索・取得・差分検知・整形・自動変換
ODMM-aicms_to_ckan
L1
Source / Data Origin
自治体CMS・オープンデータカタログ・センサー・外部API
自治体データ

Data Flow

データフロー

データは「見つけられ、整えられ、理解され、利用される」という流れで扱われます。各層は直列の工程としてだけでなく、循環的な関係を持っています。

01
探索・収集
自治体サイト、CMS、カタログから公開箇所を発見・取得
02
整形・変換
形式を整え、差分を検知し、公開基盤へ反映
03
意味拡張
AI補助でメタデータを多層拡張。AI Readyな記述へ
04
モデル化
仮想データモデルで共通参照枠を付与
05
API提供
VAPI・RAPIでNGSI準拠の統一インターフェース
06
統合利用
認証・権限・UIを備えた一体の利用環境

Interoperability

NGSI / FIWARE 接続について

BODIK R&DはFIWAREを否定する立場ではありません。
新しい環境においてもNGSIインターフェイスを整備し、既存の共通基盤・FIWARE系資産との相互接続を可能にします。

公共分野では、過去の実証・既存導入済み資産・他基盤との接続要件を無視して新しい構成へ全面移行することは現実的ではありません。そのため、新しい環境側がNGSIインターフェイスを備えることで、既存資産を活かしながら段階的に接続範囲を広げることが可能になります。

BODIK R&Dの立場は「FIWAREか、FIWAREでないか」という二項対立ではなく、既存基盤と接続しながら、より柔軟で持続可能な構成を設計することにあります。

Tech Stack

軽量構成を志向する理由

BODIK Data Integration Platform の構成イメージ
認証、API、モデル、利用導線を束ねるプラットフォーム層のイメージ。

公共分野で求められるのは、導入しやすく、理解しやすく、維持しやすく、段階的に拡張できる基盤です。大規模で複雑な基盤は理論上多機能でも、現場での採用・継続運用に障壁が生じやすくなります。

FastAPI
軽量・高速なAPI基盤
Elasticsearch
全文検索・メタデータインデックス
MQTT
軽量な購読・通知プロトコル
NGSI v2 / LD
既存基盤との相互運用 I/F
CKAN
オープンデータカタログ連携
LLM API
AI補助によるメタデータ拡張
このアーキテクチャは、あらゆるユースケースを最初から固定的に織り込む設計ではありません。必要な機能を独立性の高い形で配置し、連携点を明確にしながら段階的に拡張していくことを重視しています。
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