Roadmap 2026

研究開発ロードマップ

BODIK R&Dは、公共データ連携基盤の構想を一度に完成させるのではなく、段階的な研究開発と試行運用を通じて成熟させていく方針を採っています。構想を並べるのではなく、接続しながら成熟させることが基本的な考え方です。

R8年度は、BODIK R&Dの思想を基盤として立ち上げる最初の本格年度です。個別の機能を試すことよりも、基盤思想そのものを実際のプロジェクト群として動かし始めることに意義があります。各フェーズは直線的な一回きりの工程ではなく、各要素の成熟度に応じて往復しながら進みます。
PHASE 1
基盤要素の立ち上げ
2026年4月〜
● 進行中

各研究テーマを、実際の開発単位として起動する

R8年度の前半は、BODIK R&Dを構成する各プロジェクトを、研究構想から具体的な開発対象へと移す段階です。cms_to_ckan、ODMM-ai、拡張メタデータサーバー、VAPI、RAPI、統合データプラットフォームといった主要要素について、役割、インターフェース、データフロー、試行対象を整理しながら個別の開発に着手します。

各プロジェクトの技術仕様の具体化
開発着手に必要な役割分担の整理
データフローと接続点の設計
試行運用対象の選定
PHASE 2
試行運用による検証
2026年6月〜
○ 計画中

個別要素を試し、成立条件を見極める

年度中盤では、開発に着手した各要素のうち先行可能なものから試行運用に移していきます。技術的な成立性だけでなく、実際の運用に耐えるかどうかを見極めることが重要になります。メタデータ拡張が本当に探索性を高めるのか、仮想モデルの定義が現場データに対して過不足なく機能するのかを検証します。

ckanmeta など先行領域の試行運用
仮想モデル・探索ロジックの妥当性検証
実データによる問題点抽出
運用条件と技術条件の切り分け
PHASE 3
接続性の強化
2026年9月〜
○ 計画中

個別プロジェクトを、基盤としてつなぎ始める

後半に入ると、個別に検証してきた要素を相互に接続し、基盤としての一体性を高めていく段階に入ります。探索されたデータが適切に収集・整形され、メタデータ拡張に渡り、仮想モデルまたはAPI層へ接続され、最終的にプラットフォーム上で利用可能になるか。この一連の流れが見え始めることが基盤としての成熟の第一歩です。

cms_to_ckan 運用開始
データプラットフォームの試行
プロジェクト間の接続確認
利用者視点での導線設計
PHASE 4
本格運用への移行準備
2026年12月〜
○ 計画中

個別技術から、実運用可能な基盤へ

年度後半から年末にかけて、VAPI・RAPI等を含む構成の本格運用が視野に入ります。技術の完成度だけでなく、運用ルール、責任分担、認証管理、更新フロー、利用者への提供形態といったガバナンスも整備される必要があります。本格運用とは、単にシステムが動く状態ではなく、継続的に利用され、改善され、拡張されていける状態を意味します。このフェーズは、R8年度の終点であると同時に、次年度以降の発展に向けた出発点でもあります。

VAPI・RAPI を含む本格運用準備
継続運用に必要なガバナンス整備
認証・提供・更新フローの整理
次年度拡張に向けた基盤安定化
Next Steps
R8年度は完成ではなく、拡張可能な基盤の初期形成である

どの要素が成立し、どの接続が有効で、どこに追加研究が必要かを明らかにし、次年度以降の高度化へつなげます。このロードマップは「完成予定表」ではなく、接続可能な基盤を段階的に育てるための研究開発計画です。

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