米データ法、5月9日からすべての連邦政府機関に対して支出データの標準フォーマットでの報告を義務化

ゴールデンウィーク明けの5月9日から、いよいよ米国のデータ法(DATA Act)の第1ステップが開始されます。データ法は2014年5月9日にオバマ前大統領が署名し成立した法律で、2段階に分けて施行されることが決まっています。
 

The DATA Act

The DATA Act (Data Coalition)


第1ステップは、財務省と行政管理予算局が支出情報の報告フォーマットを標準化し、すべての連邦政府機関に対して標準フォーマットでの報告を義務付けるもので、2017年5月9日から開始されます。第1ステップで採用される標準フォーマットは「DATA Act Information Model Schema v1.01」として定義され、公開されています。
第2ステップでは、財務省および行政管理予算局がすべての連邦政府機関から報告を受けた支出データを、誰でも自由にアクセスできるようにUSASpending.govで公開するもので、2018年5月9日から開始されます。
米データ法に関心のある方は、政府機関のデータを標準化しオープンデータとして公開する運動を進めているData Coalitionのサイトもチェックしてみてください。また、データ法の施行に関する具体的な課題と解決策や、2022年までにデータ法によって社会がどのように変わるのかについて関心のある方は、「DATA ACT 2022: CHANGING TECHNOLOGY, CHANGING CULTURE」を一読してみるのも良いと思います。
 
参考:

文責:東 富彦(ビッグデータ&オープンデータ・イニシアティブ九州)