BODIK Utility(1) バリデータ

ISITでは、自治体様がオープンデータを公開する際の助けになるようなツール群(BODIK Utility)を開発し、公開しています。皆様のオープンデータ公開業務にお役立てください。

これから数回にわたり、BODIK Utilityのご紹介と使い方について、書いていきます。

バリデータ

自治体担当者の方は、オープンデータの公開に際して次のような心配はないでしょうか?

  1. 推奨データセットに定義されたとおりにデータが公開できているのだろうか?
  2. 違っているような気がするが、どこが違うのかわからない。

このようなときは「バリデータ」をお使いください。

バリデータは、「指定したCSVファイルを推奨データセットの定義書と比較して、問題のあるところを教えてくれる」ツールです。

推奨データセットの定義書は以下のサイトにあります。

デジタル庁のサイト:https://www.digital.go.jp/resources/data_dataset/

バリデータの使い方

バリデータは以下のリンクからアクセスし、ご利用ください。

バリデータのURL:https://utility.bodik.jp/validator

リンクを開くと、このような画面が表示されます。

実際にCSVを指定すると、次のような画面が表示されます。

使い方は簡単です。

  1. 左上のリストから推奨データセットの種類を選択する
  2. CSVを指定する方法は2つあります
    • URLを指定する
      1. 例えば、ODCSに登録されているリソースのリンクを「ファイルのURLを指定する」に貼り付ける
      2. 「URL」ボタンを押す
    • ローカルのファイルを指定する
      1. 「CSVファイル」ボタンを押す
      2. ローカルのCSVファイルを選択する
  3. 推奨データセットの定義書と比較した結果が表示されます

バリデータの実行例

CSVを解析した結果を「情報」「警告」「エラー」に分類して表示します。

この例では、次の点を指摘しています

情報

  • CSVの文字コードが「shift_jis」でした → UTF-8が推奨されています
  • CSVのデータ件数は161件でした
  • 想定する項目名(推奨データセットで定義されている項目名)
  • リソースの項目名(CSVに登録されていた項目名)

警告

  • 定義書にない項目が2つ(名称_通称、地区)CSVにありました
  • 「住所」は「都道府県」から始めるように定義されています

エラー

特になし

ひらの