CSVファイルの文字化け解決ガイド

CSVファイルが文字化けする原因

オープンデータ・カタログサイトからダウンロードしたCSVファイルを開いてみたら、文字化けしていて困ったことはありませんか？

CSVファイルが文字化けする主な原因は文字コードの違いです。日本語のファイルでは主に以下の文字コードが使われています。

文字コード	主な用途
UTF-8	国際的に広く使用されている文字コードで、1文字を1～4バイトで表現します。現在はデファクトスタンダードとなっています。
Shift-JIS	日本でよく使われていた文字コードで、1文字を1～2バイトで表現します。

アプリケーションが想定している文字コードと、ファイルの実際の文字コードが異なると文字化けが発生します。文字化けを解消する方法はいくつかありますが、比較的簡単にできる「テキストエディタで文字コードを変換して開く」方法をご紹介します。

テキストエディタで文字コードを変換して開く

1.テキストエディタでCSVファイルを開きます。（メモ帳（Windows）を利用する場合、右クリック→「プログラムから開く」→「メモ帳」を選択）

2.「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択します。

3.右下のエンコード部分で「UTF-8（BOM付き） 」を選択して保存します。

4.保存したファイルをExcelで開きます。

参考：Excel で文字コードを指定して開く

Excelには、Excelの外部にある様々なデータソースからデータを取り込むことができる「データの取得」という機能があります。この機能を使用してCSVファイルを取り込むことで、文字化けせずに表形式で表示させる方法をご紹介します。

1.新規のエクセルファイルを開き、「データ」タブを開きます。

2.「データの取得と変換」グループにある「テキストまたは CSV から」をクリックします。

3.開きたいCSVファイルを選択し、「インポート」をクリックします。

4.プレビュー画面が表示されたら、「元のファイル」という項目を確認します。ここで正しい文字コード（通常は UTF-8、Shift-JIS のいずれか）を選択します。プレビューが正しく表示されたら、「読み込み」をクリックします。

5.取り込んだCSVファイルを、文字化けせずにExcelで表示することができました。

まとめ

文字化けの問題は主に以下の点に注意することで解決できます。

• 適切な文字コードを選択する。
• ファイルをダブルクリックで直接開かず、アプリケーションの「開く」機能を使う。
• 必要に応じて文字コードを変換して保存する。

どの方法でも解決しない場合は、ファイルの作成元に確認するか、別の形式（XLSXなど）での提供を依頼することも検討してください。

にしより