BODIK自治体WG「自治体連携によるオープンデータ推進の取り組みをスタート」

 近年、国や自治体が所有する公共データの活用推進、すなわち「オープンデータ」の推進により、行政の透明性・信頼性の向上、官民協働の推進、経済の活性化・行政の効率化の実現が期待されていますが、九州地域でオープンデータに取り組んでいる自治体はまだ多くはありません。
 BODIKでは、九州・山口地域でオープンデータに取り組む自治体を増やすことで、地域の課題解決の促進、経済の活性化に貢献する事を目的として、平成27年6月にBODIK自治体WG(※1)を立ち上げました。
 これまで、BODIK自治体WGでは、4自治体(福岡県、福岡市、北九州市、久留米市)をメンバーとして、効果的・効率的なオープンデータ推進に関する検討を進めてきたところです。
 今回、その取り組みの一環として、既にオープンデータに取り組んでいる福岡市、北九州市、久留米市の3市の共通フォーマットによるオープンデータの公開やオープンデータカタログサイトの共同利用などを行うことになりました。

取り組み内容

  1. 共通フォーマットによるオープンデータの公開
    連携利用しやすいデータ公開のため、共通フォーマットによるデータを公開します。
    第1弾として「施設情報」・「避難所情報」・「保育所情報」を公開します。
    共通フォーマットは順次追加していく予定です。
  2. オープンデータカタログサイトの共同利用
    利便性向上のため、各都市が公開するデータを集約するとともに、システムの運用コストの低減を図るため、オープンデータカタログサイトの共同利用を推進します。

  3. データを説明する記述に関するルールの共通化
    検索しやすく連携しやすいオープンデータ作成のため、データ分類や検索用タグなど、共通したルールでデータを作成します。
  4. 連携自治体の拡大
    共同でのイベント実施やノウハウの共有など、共同化・共通化の検討をさらに進めるとともに、他の自治体へも連携を展開し、広域でのオープンデータの推進を図ります。

BODIK自治体WG(※1)

 BODIK自治体WGは、オープンデータ化推進の課題を解決するための資料、技術、ノウハウを共有し、オープンデータに取り組む自治体を増やすことで、地域の課題解決の促進、経済の活性化に貢献することを目的として活動しています。
 現在の構成メンバーは以下の6つの組織です。
福岡県、福岡市、北九州市、久留米市、福岡アジア都市研究所(URC)、九州先端科学技術研究所(ISIT)
 本WGでは、他の自治体への技術支援、データカタログサイトの共同利用など進めています。

  • 第1回WG 平成27年6月2日(火)17:00-18:20 (WG立ち上げの合意)
  • 第2回WG 平成27年7月2日(火)15:30-17:30 (CKANセミナー、WGの進め方についての検討)
  • 第3回WG 平成27年8月21日(金)10:00-12:45 (優先的に取組む項目の検討)
  • 第4回WG 平成27年11月2日(月)14:00-16:00 (指針、利用規約、共通フォーマットなどの検討)
  • 第5回WG 平成27年12月22日(火)15:00-17:30 (メタデータ、タグ、グループについて検討)
  • 第6回WG 平成28年2月1日(月)14:00-16:00 (指針、利用規約、共通フォーマットのテンプレート策定)

BODIK自治体WGでは、オープンデータに取組む仲間を募集しています。
ご興味がある方は以下の問い合わせ先へご連絡ください。

お問合せ

BODIK自治体WG事務局
公益財団法九州先端科学技術研究所 担当:坂本まで
e-mail:sakamoto@isit.or.jp