BODIK Utility(11) shape2geojson

ISITでは、自治体様がオープンデータを公開する際の助けになるようなツール群(BODIK Utility)を開発し、公開しています。皆様のオープンデータ公開業務にお役立てください。

shape2geojson

公開されているオープンデータを確認していると、地図上の領域を表すデータとして、主に2つの種類のデータ形式が使われています。

shapefile

ZIP形式で複数のファイルを固めたものです。基本的にバイナリ形式のファイルとなり、テキストエディタでは確認することができません。専用のGISソフトなどが必要になります。

geojson

地理空間情報を記述したJSONファイルです。テキスト形式のため、テキストエディタで確認することができます。

Leafletなどを使った地図アプリでは、直接shapefileを扱うことができず、geojson形式のデータが必要になることがあります。そこで、shapefileをgeojsonに変換するツール(shape2geojson)を作ってみました。

shape2geojsonの使い方

shape2geojsonは、以下のリンクからアクセスし、ご利用ください。

shape2geojsonのURL:https://utility.bodik.jp/shape2geojson

リンクを開くと、このような画面が表示されます。

使い方は簡単です。

  1. 変換するshapefileを指定する方法は2つあります
    • URLを指定する
      1. 例えば、ODCSに登録されているリソースのリンクをコピーし、「ファイルのURLを指定する」に貼り付ける。
      2. 「URL」ボタンを押す。
    • ローカルのファイルを指定する
      1. 「shapefile」ボタンを押す。
      2. ローカルのshapefileファイルを選択する。
  2. shapefileをgeojsonに変換する処理は非常に重いので、非同期にサーバー側で処理します。処理結果を確認するため、「確認」ボタンを押してください。
    • 処理が終わっていたら、「表示します」のメッセージが出てきます。「OK」ボタンを押すと、変換したgeojsonファイルを地図に表示します。
    • 処理が終わっていない場合は、「処理中です」のメッセージを表示します。しばらく待ってから、再度「確認」ボタンを押してください。
  3. 「ダウンロード」ボタンを押すと、地図に表示されているshapefileから変換したgeojsonファイルをダウンロードすることができます。

注意

  • shapefileをgeojsonに変換すると、ファイルサイズが大きくなります。
  • shapefileには大きく分けて2種類の座標系があります。
    • 位置を緯度経度で表した「地理座標系」のshapefile
    • 基準点からのX方向とY方向の距離(メートル)で位置を表す「投影座標系」のshapefile
  • shape2geojsonは、「地理座標系」のshapefileを対象としています。
  • 「投影座標系」のshapefileを処理すると、うまく変換できないため、世界地図が表示されたりします。
投影座標系のshapefileを処理した結果の例

「投影座標系」のshapefileを処理する方法は、別途投稿します。

ひらの